ニュース その他分野 作成日:2019年9月2日_記事番号:T00085540
台湾証券交易所(台湾証券取引所、TWSE)は30日、店頭市場に登録されている新薬メーカー、美時化学製薬(ロータス・ファーマシューティカル)による上場申請を受理した。同社の上場申請はTWSEの上場多角化プランに基づく初の申請案件となる。31日付経済日報が伝えた。
ロータスは累積赤字があるが、売上高や時価総額が上場多角化プランの定める条件を満たしており、11月にも上場が認められる見通しだ。
アジア各地の株式市場では、新興企業が赤字段階であっても、一定条件を満たせば上場を認める方向で上場基準を緩和するケースが相次いでおり、TWSEと店頭市場の証券櫃台買売中心(櫃買中心、TPEx)も昨年3月、赤字企業に上場の道を開く上場多角化プランを発表していた。
上場多角化プランの適用第1号としては当初、電動バイク最大手の睿能創意(Gogoro台湾)が有力視されていたが、その後の動きはなく、ロータスが初名乗りを上げた形となった。
ロータスは2017、18年の平均売上高が64億台湾元(約217億円)、今年上半期の1株当たり純利益(EPS)が1.35元で、株式時価総額は240億元に達するが、9億1,000万元の累積赤字を抱えている。同社はTWSE上場が実現すれば、海外投資家からの資金調達が容易になると期待している。
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