ニュース 電子 作成日:2019年9月3日_記事番号:T00085546
中国の国有半導体大手、紫光集団は2日、傘下の長江存儲科技(YMTC)が独自技術「Xtacking(エックスタッキング)」で、64層積層プロセスを用いた256ギガビット(Gb)で3ビット/セル(TLC、トリプルレベルセル)の3次元(3D)構造のNAND型フラッシュメモリーの量産を開始したと発表した。中国メーカーによる初のNAND型フラッシュメモリー量産で、旺宏電子(マクロニクス・インターナショナル、MXIC)や華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)にとって脅威となりそうだ。3日付経済日報が報じた。
マクロニクスは、NAND型フラッシュメモリーの製造プロセスを36ナノメートルから19ナノに全面移行し、顧客にサンプル出荷を行っているところで、第3四半期に量産を開始する予定だ。2021年に192層積層プロセスを用いた3D NAND型フラッシュメモリーの開発を完了し、まずTLC規格から製品化する計画だ。
現在、サムスン電子と東芝が96層スタック構造の3D NAND型フラッシュメモリーを量産しており、SKハイニックスは128層スタック構造の製品を生産している。市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)の調査によると、サムスンは昨年のNAND型フラッシュメモリー販売額が221億9,000万米ドルで世界市場シェア35%だった。
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