ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

イノラックス、POS機器市場で首位照準


ニュース 電子 作成日:2019年9月3日_記事番号:T00085550

イノラックス、POS機器市場で首位照準

 液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)は、販売時点情報管理(POS)システム機器向けのパネル市場で現在世界2位で、2021年に友達光電(AUO)を追い抜いて首位に立つことを目指す。3日付経済日報が報じた。

 イノラックスは15インチと15.6インチのPOS機器向け薄型、ワイドディスプレイの新製品を発売。デザイン性と耐久性に優れ、ファストフード業界首位企業から高い評価を得たという。謝秉勲同社業務処長は、飲食業者や百貨店、小売店が、POS機器をメニューのオーダーや予約のインタラクティブマルチメディア端末として導入を進めており、カスタマイズ需要が高いため、高い利益率が見込めると語った。

 一方AUOは、昨年にデジタルサイネージ(電子看板)向けコンテンツ管理システム(CMS)の米ComQi(コムキー)を買収しており、小売業でのワンストップショッピング需要に対応すべく、ソフトとハードによるスマートソリューションの提供に注力している。

 研究機関によると、スマート小売り関連設備の世界市場は22年に538億米ドル規模に成長する見通しで、イノラックスやAUO、元太科技工業(イーインクホールディングス、EIH)は商機が期待できる。