ニュース 政治 作成日:2019年9月3日_記事番号:T00085568
蘋果日報が毎週行っている総統選挙の支持率調査で、郭台銘(テリー・ゴウ)鴻海精密工業前董事長(国民党)と柯文哲台北市長(台湾民衆党)の「郭柯連合」の支持率が先週から6.9ポイント急落して28.1%となり、6.7ポイントの上昇で30.7%となった蔡英文総統(民進党)を下回った。郭柯連合の支持率が蔡氏を下回ったのは調査開始以来初めて。同紙が3日報じた。
この変動について、台北海洋科技大学の呉瑟致助理教授は、郭氏と柯氏は両岸(中台)関係や香港の反中デモ、台湾の将来の発展ビジョンなどについて明確な説明を行っておらず、有権者の信頼感を得られていない他、第三勢力としての結集に時間がかかり過ぎているためとの見方を示した。
また、郭柯連合の支持率下落幅が蔡氏の上昇幅とほぼ等しいことについて、東海大学政治系の沈有忠教授は、国民党が韓国瑜高雄市長が公認候補の座を降りる事態に備えて、郭氏に予備の人材となることを打診したとの報道が出たことで、民進党寄りの中間層が郭氏に反感を抱いて蔡氏支持に回帰したとの分析を示した。
一方、蔡氏と韓氏の二大政党対決となった場合では蔡氏43.7%、韓氏31%となった。韓氏の支持率下落は8週連続で、蔡氏が韓氏を10ポイント以上リードしたのはここ2カ月で初めてだ。
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