ニュース 電子 作成日:2019年9月4日_記事番号:T00085574
IBMが、中央演算処理装置(CPU)用の「PowerPC」アーキテクチャーをオープンソースとして無償公開すると発表したことを受けて、同アーキテクチャーを採用したIC開発に乗り出す企業が増えるとみられる。ファウンドリーの台湾積体電路製造(TSMC)と、TSMC傘下でIC設計を手掛ける創意電子(グローバル・ユニチップ、GUC)が最も恩恵を受ける見通しだ。4日付工商時報が報じた。
同アーキテクチャーは1991年に開発され、ゲーム機など埋め込み機器やスーパーコンピューター向け市場で高評価を受けてきたが、ライセンス料が高額だったことなどから、市場シェアでインテルに及ばなかった。
業界関係者は、オープンソース化で同アーキテクチャーの▽モノのインターネット(IoT)▽車のインターネット(IoV)▽人工知能(AI)▽高性能計算(ハイパフォーマンスコンピューティング、HPC)──分野での採用が広がると指摘。同アーキテクチャーは、7ナノメートル以下の先進製造プロセス向けの設計にも対応しているため、TSMCもGUCも受注が大幅に増えると予想した。
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