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偽造人民元、直航便より先に到着


ニュース 社会 作成日:2008年7月3日_記事番号:T00008558

偽造人民元、直航便より先に到着


 人民元両替サービスが6月30日に始まったばかりだが、桃園国際空港内の銀行窓口で2日、偽造された人民元札1枚が発見された。上海発の航空便で桃園空港に到着した中国籍の女性が、窓口で100人民元(約1,550円)の紙幣15枚を台湾元に両替しようとしたが、偽札判別機にかけたところ偽造されたものだと発覚した。なお、現行規定では200米ドル以上に相当する偽札を所持していた場合のみ、警察に通報されることになっている。3日付工商時報などが伝えた。

 また、台湾銀行永和支店でも2日、台北県永和市在住のタクシー運転手が、両替目的で持ち込んだ100人民元の紙幣8枚が偽造だったことが分かった。運転手によると偽造人民元は先月25日、中国旅行から帰ったばかりだという男性客から受け取ったものだという。運転手はタクシー代金約200台湾元(約700円)分を含む800人民元を男性客から受け取り、3,000台湾元を渡したという。

 運転手が所持していた偽札は、紙質が固く、偽造防止の特殊ファイバーの色も明らかに異なっていたという。

 相次ぐ偽造紙幣発見に、関連機関の対策強化が急務となっている。