ニュース 政治 作成日:2019年9月4日_記事番号:T00085593
国民党予備選に敗れた郭台銘(テリー・ゴウ)鴻海精密工業前董事長が無所属で総統選に出馬する可能性が高まった中、国民党は郭氏出馬を何とか阻止しようと懐柔工作に乗り出している。4日付蘋果日報が伝えた。
韓氏(前右)と呉主席(前左)。郭氏が出馬を強行して三者対決となれば、韓氏の当選はかなり厳しくなるとみられる(3日=中央社)
国民党公認候補の韓国瑜高雄市長に対する支持率低下が止まらないため、郭氏出馬となれば総統選は大混戦となりかねない。このため、国民党は郭氏に党内にとどまるよう求め、条件として立法委員選で比例代表名簿の筆頭に登載することを提示しているとの情報が流れている。
国民党は呉敦義主席が説得のため郭氏に会談を申し入れているが、郭氏は柯文哲台北市長(台湾民衆党)や王金平前立法院長に接近しており、説得工作は難航しているもようだ。
一方、韓氏と呉主席は3日、高雄市での選挙集会で固く抱擁し合うパフォーマンスを見せ、党内でくすぶる候補すげ替え論の払拭(ふっしょく)を図った。
呉主席はまた、国民党が郭氏や中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)に候補すげ替え計画を提示したとする一部メディア報道について、「絶対にそんなことはなく、韓氏をすげ替えることもあり得ない」と強調し、メディアを提訴することも辞さない姿勢を示した。
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