ニュース 電子 作成日:2019年9月4日_記事番号:T00085596
アップルが来年、iPhone新機種に中国・京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)の有機EL(OLED)パネルを採用するとの観測が浮上した中、実現した場合、中国の他、台湾のリジッドフレキシブルプリント基板(RFPCB)メーカーにとって、サプライチェーン入りに有利に働く可能性がある。4日付電子時報が報じた。
iPhoneのパネル用プリント基板(PCB)は採用されるパネルメーカーに応じて調達先が決定するため、これまで韓国と日本メーカーが主に供給してきた。しかし、2020年発売のiPhoneは3モデル全てに有機ELパネルを搭載すると観測されており、電子時報は、この場合、有機ELパネル市場をほぼ独占するサムスンディスプレイ(SDC)とLGディスプレイ(LGD)がパネルを供給し、RFPCBの調達先は全面的に韓国メーカーに切り替わると指摘。日本メーカーの地位低下が加速するとの見方を示した。
一方、市場では最近、BOEが20年版iPhoneに有機ELパネル供給を目指していると伝えられており、受注に成功した場合、臻鼎科技控股(ZDT)、欣興電子(ユニマイクロン・テクノロジー)、華通電脳(コンペック・マニュファクチャリング)といった台湾メーカーのRFPCBが採用される可能性が高まることが予想される。
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