ニュース 電子 作成日:2019年9月5日_記事番号:T00085607
市場観測によると、米メモリー大手、マイクロン・テクノロジーのサンジェイ・メロートラCEO(最高経営責任者)が訪中し、紫光集団の幹部と面会したことから、両社が提携する可能性があるとみられている。台湾DRAM大手の南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)、華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)、メモリー大手の旺宏電子(マクロニクス・インターナショナル、MXIC)にとって打撃となる恐れがある。5日付経済日報が報じた。
マイクロンが紫光集団と提携するとなれば、当初はNAND型フラッシュメモリーが対象となり、台湾でのDRAM生産にすぐさま影響は出ないとみられる。
マイクロンはかつて南亜科技と華亜科技(イノテラ・メモリーズ)のパートナーだったが、その後イノテラを買収した。先月には台湾子会社への660億台湾元(約2,300億円)相当の増資計画が当局に承認されたばかりだ。
中国の消息筋は、マイクロンは中国にも顧客が多いので、訪中は投資の下準備の可能性もあるが、中国の半導体メーカーとの提携のいずれとしても、韓国の半導体業界に深刻な打撃をもたらすと語った。
紫光集団はメモリー事業の初期段階にあるが、マイクロンはDRAM世界3位で、NAND型フラッシュメモリーは世界4位。市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)の第2四半期の統計によると、サムスン電子とSKハイニックスのDRAM市場シェアは計74%以上。NAND型フラッシュメモリーは▽サムスン、シェア34.9%▽東芝、18.1%▽ウエスタンデジタル(WD)、14%▽マイクロン、13.5%▽SKハイニックス、10.3%──。
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