旅行先でのアクティビティー、アトラクション、現地ツアーなどを総合検索できる香港発のオンライン予約プラットフォーム、KLOOK（客路、クルック）は４日、台湾で中華航空（チャイナエアライン）、長栄航空（エバー航空）、国泰航空（キャセイパシフィック航空）系のアジアマイルズ（亜洲万里通）、台北富邦商業銀行、飲料メーカーの維他露食品（ビタロン・フーズ）と提携し、共同でマーケティングを行う「旅行便利者聯盟」を発足させた。５日付自由時報が伝えた。
利用者は、旅行でマイルがたまったり、キャッシュバックを受けられたりする特典を利用できるようになる。
クルックは、４月にソフトバンク・ビジョン・ファンドからの資金調達を実施後、全世界への事業拡大を加速するとともに、既に事業展開しているアジア市場への投資も強化している。現在は台湾、香港、東南アジアが同社の三大市場だ。
台湾市場では、３年以内に20億台湾元（約68億円）以上を投資する計画だ。台湾市場のマーケティング責任者、林耀民氏は「台湾はクルックの需要な拠点で、将来的には中華圏で最大のオンライン顧客サービスセンターになる。年内に台湾に第２の拠点を置きたい」と説明した。
