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金融
作成日:2008年7月3日_記事番号:T00008563
保険7社に行政処分、情報開示不十分で
損害保険会社5社と生命保険会社2社が2日、情報開示が不十分として、行政院金融監督管理委員会(金管会)から行政処分を受けた。3日付経済日報が報じた。
処分を受けたのは、損保が、▽富邦産物保険▽蘇黎世産物保険(スイス保険大手、チューリッヒ・ファイナンシャル・サービシズグループ傘下)▽友邦産物保険(米保険大手AIG傘下)▽旺旺友聯産物保険(ユニオン・インシュランス)▽新光産物保険──。生保は、新光人寿保険と宏泰人寿保険だ。
損保5社の処分理由は、最近2年以内に受けた行政処分を公式ホームページ上で公開していないことで、罰金額は各60万台湾元(約210万円)。金管会は昨年11月、受けた処分の公開対象を、「2年以内のもの」と規定している。
生保2社の処分理由は、重要情報を速やかに公告しなかったためとされた。新光人寿保険は1月14日、取引額3億元に上るファンドを処分したが、規定の2日以内に公告せず、罰金24万元が科された。宏泰人寿保険は、03年11月27日の董事会で、当時の董事長の辞任と代理の董事長の選任を行ったが公告しておらず、罰金12万元が科された。
今回の措置で、陳樹主任委員の就任を機に金管会による保険会社への管理がより厳しくなるのかどうかに業界の関心が集まっている。