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イーメモリー、車用機能安全の国際認証取得


ニュース 電子 作成日:2019年9月10日_記事番号:T00085680

イーメモリー、車用機能安全の国際認証取得

 シリコンIP(知的財産)プロバイダー、力旺電子(イーメモリー・テクノロジー)は9日、同社の埋め込み式不揮発性メモリー(eNVM)に関するIP「Neobit」と「NeoEE」が、ドイツの安全認証機関、テュフラインランド(TUV)による審査を通過し、「ISO26262:2018(ASIL D)」および「IEC61508:2010(SIL3)」認証を取得したと発表した。両認証の取得は中華圏初で、これによりイーメモリーは、半導体業界において十全な自動車の機能安全規格を備えたソリューションを提供できる数少ないプロバイダーとなった。10日付工商時報が報じた。

 ASILとは自動車用機能安全規格「ISO26262」で定義されたリスク分類システムで、要求される安全度水準が低い方からA~Dの4段階に設定されている。一方、SILは「IEC61508」規格におけるASILと同様の制度で、こちらも安全度水準は低い方から1~4の4段階となっている。

 カーエレクトロニクス製品に関するIP需要を好感するイーメモリーは、今回の認証取得によって、より複雑な設計でかつ安全性を備えた自動車システムの開発に貢献できると説明した。