ニュース 石油・化学 作成日:2019年9月11日_記事番号:T00085718
中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)の陳頴俊広報担当は、米中貿易戦争などの影響で6~8月はカプロラクタム(CPL)生産ラインの稼働率が70%まで低下し、CPL事業は赤字転落の瀬戸際にあると明らかにした。9月も需要が盛り上がらず、価格下落が続けば、赤字を回避するためさらなる減産に踏み切る可能性もあると表明した。11日付自由時報が報じた。
陳広報担当は、米中貿易戦争で顧客が模様眺め姿勢を強め、ナイロンの在庫は15日分、レーヨンは26日分とそれぞれ通常水準を約5、6日分上回っていると指摘。また、中国で新たな生産ラインの稼働が相次いだことから、CPLは供給過剰となっており、オファー価格は下落しやすいと説明した。
CPDCは今後の対策の一つとして、高品質製品の二軸延伸ポリプロピレン(OPP)の売上高構成比を約30%まで引き上げる方針だ。同社の頭份プラント(苗栗県)のOPP年産能力は2,000トンに上る。
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