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郭台銘氏と柯市長、新竹都城隍廟にそろって参拝


ニュース 政治 作成日:2019年9月11日_記事番号:T00085727

郭台銘氏と柯市長、新竹都城隍廟にそろって参拝

 総統選挙への出馬に向け、連携に注目が集まる郭台銘(テリー・ゴウ)鴻海精密工業前董事長と柯文哲台北市長(台湾民衆党)が11日早朝、新竹市の新竹都城隍廟をそろって参拝した。中時電子報などが伝えた。

/date/2019/09/11/17gou_2.jpg郭氏(左)。柯氏、王氏(右)と立て続けに会う日程は、総統選に向けた「郭柯王連合」の成立を強く印象付けた(11日=中央社)

 2人による城隍廟参拝予定は10日夜に明らかになり、早朝から100人以上の記者が現場に詰め掛けた。聯華電子(UMC)の宣明智・栄誉副董事長も参拝に加わった。2人がそろって公の場に姿を見せるのは、8月23日の金門砲戦(823戦役)記念行事以来となる。

 2人とも総統選出馬に関する具体的な質問には答えなかったが、柯市長は囲み取材で「郭氏が中秋節に合わせ、(柯市長の)両親を訪ねたいと言った。新竹に来たからには、城隍廟は信仰の中心であり、皆で線香を上げることにした。純粋に中秋節に合わせた参拝であり、中秋節に合わせて蜂起しようというわけではない」と話した。

 郭氏は、11日午前には立法院で王金平前立法院長と会った。郭氏は「初心を忘れない」などと書かれた紙が入った月餅を王氏に贈り、王氏は郭氏に彰化県の「埔塩順沢宮」の帽子を贈った。この帽子は、フランスで行われたトライアスロン大会に出場したノルウェー選手が偶然日本で拾った「順沢宮」の帽子をかぶって優勝したことから、「優勝を呼ぶ帽子」として人気を集めている。

 一方、郭氏、柯氏、王氏の3氏の側近は10日、中央選挙委員会(中選会)をそろって訪れ、無所属による出馬に向けた手続きについて説明を受けた。

 総統選に向けては、3氏が連携を組み、郭氏が総統候補として出馬する可能性が濃厚となっているが、柯氏の側近、蔡壁如氏は「柯氏は(郭氏を)全力で支持し、選挙支援を行う役割を担う」と述べた他、「郭氏が総統候補になるのか」との記者団の問いに対し、「そうなるだろう」と答えた。