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市販薬10%値上がり、カルテル調査も


ニュース その他製造 作成日:2008年7月3日_記事番号:T00008573

市販薬10%値上がり、カルテル調査も


 3日付蘋果日報によると、市販薬の価格が最近約10~20%値上がりしており、行政院消費者保護委員会(消保会)ではカルテルが行われている可能性もあるとして監視を強める考えだ。
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 市販薬の値上げ例では、関節炎のカプセル薬「維骨力」(500錠入り)が従来の3,800台湾元から4,200元(約1万4,600円)に10.5%上昇したほか、人生製薬の「人生浣腸」1箱が45元から50元に11.1%に上昇した。胃薬の「吉胃福適凝膠」は、32パック入りが550元から660元へと20%もの値上がりとなった。

 値上げ理由についてある薬品チェーン店の総経理は、「薬品の仕入れ価格上昇のほか、ガソリン・電力料金の値上がりで輸送費や周辺コストが値上がりしたため」と説明している。しかし、消費者文教基金会(消基会)の程仁宏董事長は、「薬品はコストが低く、輸送費がコスト全体に占める割合も低い。業者はコスト構造を提示してほしい」と語り、物価高の中で便乗値上げが行われた疑いを指摘している。

 消保会でも、「カルテルが行われていないかどうか、行政院衛生署と合同で一般の薬品店を調査する可能性もある」としている。