ニュース 電子 作成日:2019年9月12日_記事番号:T00085734
米アップルが11日発表した新型スマートフォン「iPhone11」シリーズ3機種は、年内の販売台数見通しが7,500万台と、昨年発売の3機種より約15%減少すると予想されているが、同シリーズが搭載するプロセッサー「A13」を7ナノメートル製造プロセスで独占受注したとされる台湾積体電路製造(TSMC)は、年内のウエハー投入枚数が昨年と同水準に達する見込みだ。「A13」は性能が向上し、チップサイズが前モデルの「A12」より16.5%拡大したためだ。12日付工商時報が報じた。
この他、iPhone11シリーズが搭載する▽アップル自社開発の電源管理IC(PMIC)▽ブロードコムのWi-Fi・ブルートゥース用IC▽STマイクロエレクトロニクスの無線充電用IC▽NXPセミコンダクターズの近距離無線通信規格「NFC」用チップ──などの大半も、TSMCと傘下の世界先進積体電路(VIS)などが受注したとされており、TSMCが最も恩恵を受ける見込みだ。
TSMCの今年の通年売上高に占めるアップル向けの割合は20%を上回り、アップルが依然TSMCの最大顧客になるとみられている。
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