ニュース 商業・サービス 作成日:2019年9月12日_記事番号:T00085747
訪台中国人ツアー客の減少で経営危機にある宝飾品販売業の宝得利国際(CJWインターナショナル)の張雅琍董事長は11日、台北市中山区の北京料理店「逸仙楼」を1台湾元(約3.48円)で買収し、台湾の他、▽中国の深圳市、鄭州市、海南島▽日本▽マレーシア──などの海外市場に展開する計画を発表した。12日付工商時報などが報じた。
張董事長は、飲食業に注力するものの、同社の核心事業は宝飾品販売で、マレーシアのショッピングセンター(SC)や海南島の免税店などに出店する方針と強調した(11日=中央社)
張董事長は、中国人客は人数が多く、購買力が高いため、飲食業などでの海外展開でも依然主要な顧客層と説明した上で、中国人客が観光で訪れる場所に展開していくとの方針を語った。同社は既に深圳市の地下街の3カ所の物件を契約しており、レストランやドリンクスタンドなどをオープンする計画だ。また、鄭州市では2階層の物件を契約し、1階にドリンクスタンドや売店、2階にはレストランを開設する予定だ。
宝得利は、中国人ツアー客の受け入れが全盛期には月間3,000グループに上ったが、3~4月は500~600グループに減少。中国政府による台湾への団体旅行枠削減を受け、9月から年末にかけて100グループへとさらに減少する見通しだ。台湾での事業は赤字となっており、9月から来年2月の「無給休暇(実際には有給を含む)」実施について従業員との交渉を行ったと報じられていた。
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