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帝宝工業が敗訴、ダイムラーとの特許訴訟


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2019年9月16日_記事番号:T00085774

帝宝工業が敗訴、ダイムラーとの特許訴訟

 自動車用ライト大手の帝宝工業(デポ・オート・パーツ)にヘッドライトの特許を侵害されたとして独ダイムラーが台湾で提起した訴訟で、智慧財産法院(知的財産裁判所)はこのほど、ダイムラー勝訴の判決を下し、帝宝工業に係争製品の生産停止、完成品の廃棄、3,000万台湾元(約1億500万円)の損害賠償支払いを命じた。帝宝工業は控訴可能だ。14日付蘋果日報が報じた。

 判決書によると、ダイムラーは2009年に発売したメルセデス・ベンツの乗用車「Eクラス」の「W212」モデルに使用するヘッドライトと同様の製品を帝宝工業が生産していることを14年に知り、17年に台湾で▽同製品の生産停止▽完成品の廃棄▽6,000万元の損害賠償支払い▽蘋果日報など大手紙4紙の1面トップへの謝罪広告掲載──を求めて帝宝工業を提訴した。

 帝宝工業は、ダイムラーの特許に創作性がないことや、自動車部品を特許で保護すれば消費者は純正品を購入するしかなくなるなどと主張したが、智慧財産法院は帝宝工業がダイムラーの6種類の特許を侵害していると判断した。