ニュース 石油・化学 作成日:2019年9月16日_記事番号:T00085779
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の南亜塑膠工業(南亜プラスチックス、南亜プラ)は、9月より14BG(1,4-ブタンジオール)生産ラインの稼働を停止した。米中貿易戦争の影響による価格下落が理由だ。14日付経済日報が報じた。
原料のブタジエン価格が1トン当たり1,300米ドルまで上昇した一方、14BG価格は1トン当たり1,280~1,350米ドルまで下落し、同社は4月に14BG生産ライン2本のうち1本の稼働を停止していた。14BGは同社売上高の3%を占める。
同社は9月よりビスフェノールA(BPA)生産ラインの稼働率を40%に引き下げた。中国の同業が新ラインを稼働し、市場で供給が増加し、価格が1トン当たり1,015米ドルまで下がっているためだ。
同社の主力製品のエチレングリコール(EG)も価格下落を受け、6月に稼働率を40%まで引き下げたものの、原料のエチレン価格が下がったことで、7月より工場2カ所で生産を再開し、稼働率が80%まで回復した。
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