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親中傾向の台湾人も拘束、中国で420日消息不明


ニュース 政治 作成日:2019年9月16日_記事番号:T00085784

親中傾向の台湾人も拘束、中国で420日消息不明

 台湾の対中窓口機関、海峡交流基金会(海基会)は13日、南台湾両岸関係協会聯合会の蔡金樹氏(60)が昨年7月に中国で食品分野の商談会に出席した翌日に消息を絶ち、これまで420日余りにわたり行方が分からない状態が続いていることを明らかにした。14日付蘋果日報が報じた。

 蔡氏の知人が関係筋に照会したところ、蔡氏は「国家安全上の理由」で拘束されていることが分かった。蔡氏は廈門大学で経済学の博士号を取得し、現在は高雄市両岸関係研究学会の理事長も兼務するなど、政治的立場は親中だったとされ、政治信条を問わない身柄拘束に批判が集まっている。

 中国では台湾の人権活動家で元民進党職員の李明哲氏が2017年3月にマカオから広東省珠海市に入境した際に身柄を拘束され、国家転覆罪で懲役5年が下された他、屏東県枋寮郷の李孟居郷政顧問が今年8月20日に中国に入国後、消息を絶ち、「国家安全を害する犯罪活動」を行った疑いで取り調べを受けていることが明らかになったばかりだ。