米アップルの新型スマートフォン「iPhone11」シリーズ３機種の予約が好調だ。アップル製品の動向分析で定評がある、天風国際証券（ＴＦインターナショナル・セキュリティーズ）の郭明錤アナリストは、３機種の下半期販売台数予測を7,000万～7,500万台に上方修正した。サプライヤー各社が恩恵を受ける見込みだ。17日付工商時報が報じた。
中国では13日からアップル公式サイトやインターネット通販大手の天猫（Ｔモール）、京東商城（ＪＤドットコム）などでiPhone11シリーズの予約受け付けが始まった。中国メディアの報道によると、Ｔモールでは6.1インチ液晶パネル搭載「iPhone11」の受け付け初日の予約台数が前モデル「iPhone XR（テン・アール）」の4.35倍、京東商城では5.8倍に上った。
郭アナリストは、iPhone11はiPhone XRより安く、旧機種のiPhone6、iPhone6s、iPhone7ユーザーが買い替える選択肢になると指摘した。
一方、米国では5.8インチ有機ＥＬ（ＯＬＥＤ）パネル搭載「iPhone11プロ」の需要が強いようだ。
