ニュース 金融 作成日:2019年9月17日_記事番号:T00085805
台湾初のインターネット専業証券会社、好好投資科技が近く誕生する。共同創業者の楊少銘氏は16日、ブロックチェーン技術を活用し、投資信託のスイッチングを希望する投資家が他の投資家が保有する投資信託と即時交換できるようにする取引システムを実現する方針を明らかにした。年内にも実験段階の「レギュラトリー・サンドボックス」に入る。17日付工商時報が伝えた。
楊氏は過去に銀行の資産管理部門に在籍中、投資信託のスイッチング時にまず手持ちの投資信託を5~7日かけて売却した上で、改めて買い替える必要があり、しかも取引手数料が高いのは投資家に不利と考えてきた。
楊氏は過去2年間に「自動化投資分析演算システム」「ブロックチェーンファンド取引方法・システム」という2件の特許を取得し、遠東国際商業銀行(ファーイースタン・インターナショナルバンク)が立ち上げたデジタル口座「Bankee」と提携した。
楊氏によると、レギュラトリー・サンドボックスの対象者は遠東銀に信託口座を開設し、好好投資の会員になった顧客。購入した投資信託は遠東銀の信託口座に預託し、他の投資信託にスイッチングしたい場合、別の会員と等価交換を行う仕組みだ。顧客は投資信託の購入・売却手数料を節約することができる。
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