ニュース 政治 作成日:2019年9月17日_記事番号:T00085809
南太平洋のソロモン諸島は16日、台湾との断交と、中国との国交樹立を決定した。台湾が正式な外交関係を持つ国は16カ国に減少した。2016年に蔡英文政権が発足して以降、台湾と断交したのは6カ国目。17日付聯合報が報じた。
呉釗燮外交部長(右)は、総統選挙前に金銭によってソロモンとの断交を仕掛けたのは、選挙に影響を与えようとする意図が明白と中国を非難した(16日=中央社)
ソロモンの与党は国交の変更について議決を行った結果、賛成27票、反対ゼロ票、棄権6票となり、内閣がこれを承認、外相が台湾の廖文哲大使に伝達した。
蔡英文総統は中国を批判。国際秩序に対する公然たる挑戦と破壊であり、台湾は中国の圧力と介入による脅威は受けず、ほしいままにはさせないと訴えた。
AFP通信によると、ソロモンが中国との国交樹立を決めたのは、同国からの資金導入と、現地でのオーストラリアの影響力を中国によってけん制することが狙いだ。
ソロモンのマナセ・ソガバレ首相は今年7月、「政治面と経済面で台湾は全く役に立たない」と発言していた。「中国はソロモンに大量のインフラ建設のための資金を提供できそうだ。ソロモンで電気を利用できるのは人口の半分にも満たない」とも語り、台湾を捨てて中国との国交を樹立した方が得策との考えを明確にしていた。
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