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力晶と茂徳、6月売上高が今年最高に 


ニュース 電子 作成日:2008年7月3日_記事番号:T00008582

力晶と茂徳、6月売上高が今年最高に 



 DRAM最大手の力晶半導体(PSC)と茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)は、生産増とオファー価格の反転によって、6月の売上高がそれぞれ前月比で2%と6%上昇し、単月としては今年最高となった。3日付工商時報が報じた。

 力晶の6月売上高は62億1,200万台湾元(約216億2,500万円)。上半期の累計売上高は322億8,100万元で、前年同期比で30.08%減少した。

 同社は、8インチウエハー工場を「鉅晶電子(マックスチップ・エレクトロニクス)」として独立させた影響でファウンドリー受注が約3億元減少したが、70ナノメートル製造プロセスの歩留まり向上が売上増に貢献した。

 茂徳の6月売上高は35億2,000万元。前年同月比では16.55%増。上半期の累計売上高は171億5,200万元で、前年同期比37.85%減。同社は売上増の理由について、DRAMの受託生産市場が好転したこと、および中部科学工業園区(中科)の工場の業績改善を挙げている。

 集邦科技(DRAMエクスチェンジ)によると、北京五輪を控えた中国が税関検査を強化しているため製品供給が滞っていることや、オフシーズンの影響で、最近のDRAMスポット市場は動きが乏しくなっている。しかし、スポット市場の下落余地は限られており、五輪後には需給メカニズムの回復が期待されることから、第3四半期中に1GB(ギガバイト)のETT DRAMで10~20%の価格上昇が期待できるとしている。