ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2019年9月18日_記事番号:T00085820
台塑集団(台湾プラスチックグループ)など合弁のベトナム鉄鋼最大手、フォルモサ・ハティン・スチール(台塑河静鋼鉄興業、FHS)は17日、台湾の中国鋼鉄(CSC)傘下の中鴻鋼鉄が、同国でFHSの顧客から市場価格以下での受注を敢行した結果、11月価格の引き下げを迫られたと批判した。CSCはこれに対し、受注価格は市場水準を1トン当たり20~30米ドル上回っていたと反論した。18日付工商時報が報じた。
市場では、中鴻鋼鉄がベトナムのホアセングループ(HSG)から熱延5,000トンを1トン当たり480米ドル以下で受注した結果、FHSは475~480米ドル前後へと、51米ドルもの値下げを迫られたと伝えられた。FHSは、国際市場の反発などの要因もあって、8月受注量が7割に満たなかったと説明した。
CSCは、ベトナムでの価格下落はインドと中国製の低価格熱延製品の影響によるもので、中鴻鋼鉄が原因ではないと反論。ホアセンから市場価格以下での受注を求められたが、低価格で受注するくらいであれば、むしろ受注量を削減すると説明した。
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