宏達国際電子（ＨＴＣ）は17日、ＨＴＣ執行長に同日付で、仏通信キャリア大手オレンジで執行副社長（消費者向け機器・パートナーシップ担当）を務めたイブ・メートル氏が就任したと発表した。18日付工商時報が報じた。
王董事長（左）。メートル氏（右）は14年前よりＨＴＣに加わるチャンスをうかがっていたと語った（17日＝中央社）
これまで執行長を兼任していた王雪紅（シェール・ワン）董事長は、メートル氏はＨＴＣが2005年にロンドンでスマートフォン「HTC Touch」（通称・阿福機）を発表して以来、長年同社を支えてきたと説明した。ＨＴＣを次のステージに導く有力なリーダーが必要になったことに伴い、▽第５世代移動通信（５Ｇ）▽コンテンツ▽仮想現実（ＶＲ）▽人工知能（ＡＩ）──に精通したメートル氏を執行長に招へいすることを董事会で決めたとした。
メートル氏は、▽ＶＲ▽拡張現実（ＡＲ）▽５Ｇ▽ＡＩ──の技術で人々の暮らしを豊かにするという王董事長のビジョン「VIVE Reality」を実現するとともに、ＨＴＣが５Ｇ時代に優位な地位を占めるため尽力すると表明した。
