ニュース 金融 作成日:2019年9月18日_記事番号:T00085826
金融監督管理委員会(金管会)は17日、生命保険大手、南山人寿保険が導入した新たな顧客情報システム「境界成就系統」に重大な問題が多数発生し、健全な経営を阻害しているとして、同社に罰金3,000万台湾元(約1億500万円)と投資型保険業務停止の処分を下した。また、杜英宗董事長は董事、董事長としての職務を2年間停止された。18日付工商時報などが伝えた。
投資型保険業務の停止処分は、システムが改善され、第三者による認証に合格するまで継続する。金管会はまた、南山人寿に「境界成就系統」の改善を進めるのか、新たなシステムを導入するのかについて、同社董事会からの報告を求めた。
問題のシステムでは、今年5月に15万2,000件の保険契約が失効するなどトラブルが相次いでいた。
一方、南山人寿の損害保険子会社、南山産物保険も財務会計システムと自動車保険システムの構築に関連し、業者の契約履行能力などをしっかり検討しなかったとして、金管会から罰金600万元の処分を受けた。
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