ニュース 金融 作成日:2019年9月18日_記事番号:T00085828
中央銀行(中銀)が17日発表した8月末の人民元預金残高は2,664億1,400万人民元(約4兆700億円)で、前月比0.41%増加し、過去1年で最高となった。人民元相場は8月に対米ドルで3.63%下落したが、人民元預金残高は異例の増加となった。中銀関係者は、生命保険会社が満期を迎えた人民元建て債券の償還金6億人民元を定期預金に回したためと説明した。18日付工商時報が報じた。
中銀関係者は、生保はこれまで満期を迎えた海外債券の償還金を普通預金に預け、新たな資金運用先を探すことが多かったが、外債投資残高が新規制のほぼ上限に達しており、人民元建て債券の償還金を金利が比較的高い定期預金に回さざるを得なかったと説明した。
外国為替取り扱い指定銀行(DBU)の8月末の人民元預金残高は2,327億1,900万人民元で前月比0.057%増加、オフショア銀行部門(OBU)は336億9,500万人民元で2.9%増加した。
なお、人民元は台湾元とのクロスレートで1人民元=4.37台湾元と過去2年余りで最も安い水準となっている。
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