ニュース 政治 作成日:2019年9月18日_記事番号:T00085831
16日深夜に鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)前董事長が突然、総統選への出馬を断念する声明を発表した経緯が次第に明らかになってきた。
柯氏(前)は17日、今後も協力関係は変わらないと語った(17日=中央社)
18日付蘋果日報によると、郭氏は前日の15日時点で、さまざまな要因を考慮し、出馬断念に傾いていた他、柯文哲台北市長(台湾民衆党)が副総統候補となることを拒んだことも郭氏に冷や水を浴びせたとみられる。
郭氏は中秋節(旧暦8月15日、今年は9月13日)連休の最終日だった15日、ゴルフを楽しんだ後、自宅にこもり、一晩熟考したとされる。郭氏は母の心配ぶりに加え、勝算の有無、落選した際に国民党に責任をなすりつけられかねない点などを考慮し、出馬断念に傾いたという。
翌16日昼前には柯氏が郭氏の自宅を訪問。郭氏は改めて柯氏に副総統候補として出馬を求めたが、柯氏は固辞したとされる。
同日夜、郭氏は政治評論家の趙少康氏、郝龍斌前台北市長と会談したが、この時点では不出馬意向をほぼ固めていたもようだ。郭氏はその後、王金平前立法院長に電話をかけ、不出馬意向を伝えた。
郭氏は本来17日朝に不出馬を表明する予定だったが、意向が事前に漏れることを懸念し、予定を繰り上げて16日午後11時に不出馬を表明したという。
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