ニュース 社会 作成日:2019年9月18日_記事番号:T00085832
サンケイスポーツ電子版などは18日、インターネットショッピングモール大手の楽天が、台湾プロ野球のLamigo桃猿(ラミゴ・モンキーズ)の買収に乗り出したと伝えた。それによると、球界関係者が「買収交渉に成功したという情報がある」と語ったとされる。聯合報電子版は同日、17日に合意に達したとして、早くて19日に発表されるとの見通しを伝えた。
ラミゴは7月の記者会見で、運営会社の靴メーカー、老牛皮国際(ラニュー・インターナショナル)が、赤字球団の身売りを決めたと発表していた。身売りの唯一の条件として、桃園市の本拠地を変更しないことを挙げている。
ラミゴは、台湾の人気野球球団の一つで、13度のリーグ優勝経験を持つ。今年6月には、今シーズン前期優勝を決めていた。観測によると、複数の日本の関係者が球団獲得を目指しているとされる。買収金額は、2016年に金融持ち株会社、富邦金融控股(富邦金)が義大犀牛(義大ライノズ、現・富邦悍将=富邦ガーディアンズ)を買収した際の、3億台湾元(約10億5,000万円)規模に匹敵するとみられている。
サンケイスポーツは、楽天は台湾でネットショッピングモール「台湾楽天市場」や、ネット通信販売の網路家庭国際資訊(PCホームオンライン)との連携でビジネスを展開しており、傘下の楽天銀行が7月に認可を取得して台湾初のインターネット専業銀行の一つ、楽天国際商業銀行(楽天インターナショナル・コマーシャル・バンク)の来春開業を予定しているため、球団取得で知名度アップとブランド力向上を狙っていると指摘した。
楽天は、日本でプロ野球、東北楽天ゴールデンイーグルスを擁しており、台湾出身の宋家豪投手が在籍。今年2月に来台し、ラミゴとの交流試合2ゲームを天母棒球場(台北市)で行った。買収が実現すれば、日台の選手交流や台湾での合同トレーニングも夢ではない。
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