ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

明基電通、携帯端末から撤退か


ニュース 電子 作成日:2008年7月3日_記事番号:T00008584

明基電通、携帯端末から撤退か

 
 3日付電子時報によると、明基電通(BenQ)が携帯電話端末市場からの全面撤退を検討しているもようだ。携帯電話関連の人材は今後モバイル・インターネット・デバイス(MID)事業や佳世達科技(Qisda)に配置転換するという。ただ、明基電通側は2日、「MIDに重点をシフトするのは事実だが、携帯電話市場から全面撤退する考えはない」と強調した。

 同社は10年以上前に携帯端末の研究開発(R&D)に参入した台湾最古参の携帯電話メーカーとして知られる。しかし、明基と佳世達科技の分割で携帯電話の研究開発陣はほとんどが佳世達に配属され、明基は携帯端末からの撤退が時間の問題とみられていた。

 明基の携帯電話ブランド「BenQ」は、既に中国の携帯電話市場から撤退しており、現在は台湾と東南アジア向けに生産を行っている。しかし、それだけでは市場規模が採算レベルに達しない上、受託生産も伸び悩んでいることから、全面撤退を検討するに至った。

 一方、同社は7~9月期にMIDを正式発売する予定で、経営資源を全てMIDに振り向けることが社内で決まっているという。