ニュース 電子 作成日:2019年9月19日_記事番号:T00085844
鴻海精密工業傘下の液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)と工業技術研究院(工研院、ITRI)は18日、ファンアウト・パネルレベルパッケージング(FOPLP)の分野で提携すると発表した。工研院が開発した、パネル基板の反りを抑える技術を活用し、イノラックスの第3.5世代パネル生産ラインをFOPLPラインに変更して3年以内の量産を目指す。19日付経済日報が報じた。
李正中・工研院電子・光電系統所副所長(左)は、パネル基板の反りを抑える技術によって、超薄型で、高密度でのパッケージが可能となると説明した(工研院リリースより)
イノラックスはスマートフォン、モノのインターネット(IoT)向けのミドル~ハイエンドの▽アプリケーションプロセッサー(AP)▽中央演算処理装置(CPU)▽グラフィックスプロセッサー(GPU)──の受注を目指しており、設備稼働率の向上が期待できる。
工研院は、ファンアウト型パッケージは現在、円形シリコンウエハーを用いるファンアウト型ウエハーレベルパッケージ(FOWLP)が中心だが、FOWLPは設備コストが高く、面積利用率もわずか85%と指摘。パネルを用いるFOPLPの面積利用率は95%に上るため、コスト競争力が高いと説明した。
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