ニュース 電子 作成日:2019年9月20日_記事番号:T00085873
IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)の蔡明介(ミンカイ・ツァイ)董事長は19日、有機的成長(本業による自律的成長)に向け、他社買収も戦略上の重要な選択肢の一つとなると語った。その上で、買収対象は無線通信分野に限らないとの認識を示した。20日付経済日報が報じた。
研究開発ビルは地上10階、地下3階建て。1,000席以上のオフィスや幼稚園も備える(19日=中央社)
蔡董事長は、研究開発(R&D)エンジニアの獲得はますます困難になっているため、適当な企業があれば買収して人員を増やすこともあり得ると説明。同社はこれまでにも晨星半導体(Mスター・セミコンダクター)、雷凌科技(ラリンク・テクノロジー)、立錡科技(リッチテック・テクノロジー)を買収しているが、人材の大部分は買収後も在籍し続けているという。
メディアテックは同日、第5世代移動通信(5G)対応のSoC(システム・オン・チップ)を初公表。年末から来年初めにかけて出荷し、市場を先んじて獲得する構えだ。
また、50億台湾元(約174億円)以上を投じて新竹科学工業園区(竹科)に建設した無線通信関連の研究開発ビルを外部に初公開した。8月に完成したばかりの同ビルには、第5世代移動通信(5G)チップ開発向けの新型実験室や各種設備、テスト環境が整備されている。
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