ニュース 政治 作成日:2019年9月20日_記事番号:T00085885
呉釗燮外交部長は20日、太平洋の島国、キリバスとの外交関係が終了したと発表した。同国は今後、中国と国交を結ぶとみられる。16日には、南太平洋のソロモン諸島が台湾と断交したばかりで、1週間で2カ国目となった。2016年の蔡英文政権発足後では7カ国目だ。中央社電が伝えた。
呉外交部長は、キリバスは台湾とソロモンとの断交時に台湾と共に歩むと表明していたと述べ、急展開に強い不満を示した(20日=中央社)
呉外交部長は、キリバスからの民間航空機の購入援助要請に対し、台湾は貸し付けによる支援を申し出ていたが、諜報(ちょうほう)筋によると中国がキリバスへの資金援助を承諾したとみられるとして、中国による金銭外交の結果との見方を示した。
キリバスは1980年に中国と国交を結んだが、03年に台湾と外交関係を結び、中国と断交していた。
台湾と正式な外交関係を持つ国は、15カ国に減少。太平洋地域では、▽パラオ▽マーシャル諸島▽ナウル▽ツバル──の4カ国を残すのみとなった。
ロイター通信はこのうちツバルについて、19日選出された新首相の台湾政策が明らかでなく、潜在的な断交リスクがあると伝えた。前首相は新台派として知られていた。
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