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宝来金融集団総裁、遺体で発見


ニュース 社会 作成日:2008年7月4日_記事番号:T00008589

宝来金融集団総裁、遺体で発見

 
 背任疑惑や考試院長候補との不透明な関係が浮上していた宝来金融集団(ポラリス・フィナンシャル・グループ)の白文正総裁(55)が2日から行方不明となり、4日未明に澎湖諸島の大倉島沖で遺体で発見された。中央社電などが伝えた。

 白総裁は2日に飛行機で澎湖諸島に向かった後、行方不明となっていた。遺体は地元漁民が4日午前6時前に海面に浮いているところを発見。妻や社員らによって身元が確認された。澎湖地検は自殺の可能性があるとみて、死因を調べている。

 白総裁が自殺を図ったとした場合、きっかけとなったとみられるのは、考試院長候補の張俊彦・前交通大学学長との関係だ。宝来集団の顧問を務めていた張前学長は、密接な関係にあった白総裁に便宜を図り、寄付金と引き換えに名誉博士号を取得させたなどと一部週刊誌に報じられていた。

 このほか、白総裁をめぐっては、妻などの名義で投資会社5社を設立し、グループ企業の宝来投信の株式を宝来証券に高値で売却する手口で5億台湾元(約17億円)の利益を上げていた背任の疑いも持たれていた。

 白総裁の遺体発見を受け、宝来証券の株価はストップ安となった。