ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台湾版「911」?、ラジコン飛行機がマンション激突


ニュース 社会 作成日:2008年7月4日_記事番号:T00008590

台湾版「911」?、ラジコン飛行機がマンション激突


 台北県新店市環河路の高層マンション「天闊大楼」に3日午前、仏戦闘機ミラージュ2000のラジコン模型飛行機(全長2.35メートル)が激突し、積んでいたガソリンの爆発で、住居の一部を焼く事故があった。6人が負傷し、住民約150人が慌てて避難。警察と消防100人余りが出て消火活動に当たった。マスコミは米同時多発テロの台湾版だとして、事故を大きく伝えた。
 
 4日付蘋果日報によると、警察は公共危険罪に当たる疑いがあるとして、模型飛行機を所有していた会社経営者の男性(45)を書類送検した。男性は取り調べ後に1万台湾元(約3万5,000円)で保釈された。

 模型飛行機が衝突したのは、マンションの28階に住む警察幹部宅。母親と子供が朝食を取っていると、リビングの方から爆発音がして、窓ガラスが飛び散り、火の手が上がったという。同時にマンション中が「すわテロか」と大騒ぎになった。

 一方、模型飛行機の持ち主の男性は日ごろからラジコン愛好者のサークルで活動していた。「事故機」はミラージュ2000を6分の1のサイズで精巧に再現したもので、35万元もする高価なものだったという。男性は愛機を失った上に100万元近くをマンション居住者に賠償しなければならない羽目となった。男性は「電波干渉が事故原因だと思う。飛行機が帰ってこないので、眺めたらマンションから煙が上がっているのが見え、事故だと気づいた」と語っている。