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胃薬38種に発がん性物質か、TFDAが回収・検査指示


ニュース 医薬 作成日:2019年9月23日_記事番号:T00085901

胃薬38種に発がん性物質か、TFDAが回収・検査指示

 衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は20日、胃薬の主成分、ラニチジンに発がん性物質のN-ニトロソジメチルアミン(NDMA)が含まれている可能性があるとして、ラニチジン製剤38種類の回収、検査を指示した。21日付蘋果日報などが報じた。

/date/2019/09/23/09drug_2.jpgTFDA薬品組の呉明美副組長は、製薬会社に対し、10月18日までに検査結果を報告するよう命じた(20日=中央社)

 TFDAの指示は、米食品医薬品局(FDA)が先日、英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)のラニチジン製剤「ザンタック」のNDMA汚染の可能性について、調査を表明したことを受けた予防措置だ。

 回収が指示された38種類にはザンタックの他、台湾で胃薬としてよく知られている「吉胃福適」の一部製品などが含まれ、製薬会社21社が関係している。台湾域内での年間服用量は8,000万粒、注射剤の使用は25万本に上る。薬局関係者によると、ラニチジン製剤が処方薬に占める割合は1~2割に上る。