高雄都市交通システム（ＭＲＴ）紅線南岡山駅（同市岡山区）前でショッピングセンター（ＳＣ）「岡山楽購站前広場」の起工式が20日、行われた。2021年第４四半期の開業予定。初年度の売上高は15億台湾元（約52億円）を想定している。21日付経済日報が伝えた。
韓国瑜高雄市長。岡山区で初めての大型ＳＣとなり、遠方にショッピングに出掛ける必要がなくなる（20日＝中央社）
敷地面積は１万2,589坪で、Ａ、Ｂの２区画に分けて開発される。Ａ区画は路面店モデルで日本のファッションブランドやすしチェーン店、フィットネスジムなどが入居。Ｂ区画は５階建てのモールとなり、４～５階にはシネマコンプレックスの「秀泰影城（ショータイム・シネマズ）」が入居する。秀泰影城は南部には初進出となる。
建設する達麗米楽開発は達麗建設事業（ＤＡＬＩデベロップメント）と高雄市の投資会社、田米楽国際投資の合弁会社。達麗米楽はこれに先立ち、高雄市政府、高雄ＭＲＴの運営会社、高雄捷運（ＫＲＴＣ）と期間30年間のＢＯＴ（建設・運営・譲渡）方式によるプロジェクト契約を結んだ。投資額は約20億元。雇用機会1,200人件の創出を見込む。
