ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

馬総統への満足度、初めて40%下回る=民進党世論調査


ニュース 政治 作成日:2008年7月4日_記事番号:T00008591

馬総統への満足度、初めて40%下回る=民進党世論調査

 
 野党民進党が3日に発表した最新の世論調査によると、台湾住民の馬英九総統に対する満足度が39.3%となった。馬総統に対する満足度は就任直後の71.3%から下落を続けており、今回初めて40%を下回った。一方、不満足度も初めて50%を突破して53.5%となった。4日付自由時報が報じた。
T000085911

 
 過去何度かの調査では、常に劉兆玄行政院長に対する不満足度が馬総統を上回っており、劉行政院長が馬総統の「防火壁」となっていると分析されてきた。しかし今回の調査では劉行政院長に対する不満足度は52.1%と、馬総統より低くなっており、民進党民意調査中心の陳俊麟主任は、「『防火壁』は既に崩れ去った」と指摘した。

 また陳主任によると、同調査では、46.9%が行政院が提出した8項目の景気対策について「株価上昇には効果がない」と答え、「すぐによくなる」をスローガンに当選した馬総統の就任後、「生活が悪化した」と答えた人は46%、「よくなった」と答えた人は7.2%にとどまったと指摘した。

 これに対し総統府の王郁琦スポークスパーソンは、「いかなる世論調査に対しても『誤りがあれば改め、なければさらに励む』という姿勢を貫く」とコメントしている。