ニュース 社会 作成日:2019年9月23日_記事番号:T00085910
台湾の独立運動家、歴史家として知られる史明さん(本名・施朝暉)が20日、台北市内の台湾大学医学院附設医院(台大医院)で死去した。100歳だった。21日付蘋果日報が報じた。
史明さんは70代で台湾に戻ってからも、台湾独立の理念を掲げ、各地を駆け回った(21日=中央社)
史明さんは日本統治時代の1918年に台湾で生まれ、早稲田大学に留学。一時はマルクス主義に傾倒し、中国共産党の抗日運動を支援する時期もあったが、やがて共産党に幻滅。国民党統治下の、「228事件」後の台湾に戻ったが、台湾独立を志して蒋介石元総統の暗殺を計画したことが発覚。弾圧を避けて日本に亡命し、日本を拠点に台湾独立運動を展開した。台湾民主化後は93年に台湾に戻り、総統選では民進党から出馬した陳水扁、蔡英文の両氏を支持。2016年以降は蔡政権で総統府資政を務めていた。著書に『台湾人四百年史』がある。
史明さんは今月17日、体調を崩して入院していた。
総統府は「史明さんは台湾の独立自主を追求した先駆者であり、永遠の革命家だ。戒厳令下で暴力に戦い、海外に亡命しても独立台湾会を組織。台湾を覆っていた独裁勢力と奮戦した。民主化後も青年の思潮を率い、台湾民主史上の存在感は大きい」と追悼のコメントを出した。
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