ニュース 電子 作成日:2019年9月24日_記事番号:T00085920
中国の業界観測によると、鴻海精密工業は広東省深圳市の龍華工場でスマートフォンや腕時計型ウエアラブル(装着型)端末向けにマイクロ発光ダイオード(LED)の研究開発(R&D)チームを立ち上げ、当初は自社資金で賄っていたが、巨額の資金が必要ながら外部から資金を呼び込めず、解散に追い込まれたとの観測が出ている。鴻海はノーコメントだ。24日付電子時報が報じた。
業界関係者は、鴻海が一つのマイクロLEDチームを解散したと聞いたが、鴻海グループには他にも複数のマイクロLEDチームがあると語った。
群創光電(イノラックス)はアクティブマトリックス駆動方式のマイクロLED、栄創能源科技(アドバンスト・オプトエレクトロニック・テクノロジー、AOT)はパッシブマトリックス駆動方式のマイクロLEDを中心に研究開発し、分業している。米イーラックスについては、鴻海が2017年に子会社経由で1,000万米ドルを投じ、株式の45.45%を取得した他、イノラックスが13.64%、AOTが9.09%出資しており、アップルの次世代パネル受注を狙っているとみられている。
業界の試算では、マイクロLED技術開発を手掛ける企業は世界で300社と2年前の100社余りから急増しており、競争激化による淘汰(とうた)が進んでいる。
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