ニュース 電子 作成日:2019年9月24日_記事番号:T00085921
米アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が、9月中に予定していた中央演算処理装置(CPU)の最上位製品「Ryzen(ライゼン)9 3950X」の発売を11月に延期すると発表した。これについて業界では、同CPUが採用する台湾積体電路製造(TSMC)の7ナノメートル製造プロセス生産ラインが満杯状態にあることが原因との見方が出ている。24日付経済日報が報じた。
業界関係者によると、アップルの新CPU、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)傘下のIC設計、深圳市海思半導体(ハイシリコン・テクノロジーズ)の第5世代移動通信(5G)対応基地局用チップ、AMDのグラフィックスプロセッサー(GPU)やゲーミング(ゲーム用)パソコン向けCPUといった製品の調達時期が全て下半期に集中し、TSMCの7ナノプロセス生産ラインの納期は従来の2カ月から6カ月に伸びている。
なお、Ryzen 9 3950Xの発売が延期となったことで、同CPUを搭載するクリエーター向けPCやゲーミングPCの発売を計画する華碩電脳(ASUS)や宏碁(エイサー)が状況を注視しているとされる。
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