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作成日:2008年7月4日_記事番号:T00008594
国泰金と中国東方航空が提携、直航商機を好感
国泰金融控股は3日、中国東方航空と提携意向書を交わしたと発表した。きょう4日から運航が始まった中台間の週末直航チャーター便による商機を好感し、同社との関係を深める考えのようだ。4日付経済日報などが報じた。
中国東方航空は、国泰金控傘下、国泰人寿保険の台北市民生東路にあるビルの5階に、台湾拠点として250坪のオフィスを借りる予定だ。中国資本による不動産投資はまだ開放されておらず、今後購入するかどうかは未定だ。なお、台中、高雄でも拠点のオフィスを構える予定だ。
両者の提携では、国泰金控傘下の国泰世華銀行のクレジットカード会員が、カード利用で貯まるポイントを、中国東方航空のマイレージサービスのマイルに交換できるようにする。カード種別がプラチナ、ビジネスなどの会員は、上海と北京にある東方航空のVIPルームを利用できるようになる。このほか、きょう4日の直航チャーター便搭乗者に限り、国泰総合医院での診察アドバイスサービスや、特約商店での割引情報を掲載した、「中台直航記念パンフレット」を提供する。
両社は、2005年に合弁で「上海国泰人寿」を設立している。持ち株比率は中国東方航空集団が51%、国泰人寿が49%だ。