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王金平氏、親民党の指名獲得に意欲


ニュース 政治 作成日:2019年9月24日_記事番号:T00085941

王金平氏、親民党の指名獲得に意欲

 王金平前立法院長(国民党)は23日、親民党の「入場券」を取得して総統選挙に参加するかについて「そう解釈してよい」と発言した。王氏は国民党の予備選挙を途中で降りたものの、総統選にはあくまで参加する意向を示していたため動向が注目されていた。24日付自由時報が報じた。

/date/2019/09/24/17wang_2.jpg王氏。宋氏の個人政党の親民党が初めて宋氏以外の政治家を指名することになるのか、判断が注目される(中央社)

 親民党は、王氏が宋楚瑜同党主席に接触したことを認めた。王氏は他の勢力と「民主大連合」を組むよりは、親民党からの指名獲得を目指す考えとみられる。張碩文同党組織部主任は、宋主席の指名を検討しているものの、提携を検討し得る盟友に対しては、異なるプランを打ち出すこともあり得ると述べ、含みを持たせた。

 総統選では先週、郭台銘(テリー・ゴウ)鴻海精密工業前董事長が撤退する動きがあった。王氏は以前、「郭氏が出馬するならば自分が支持し、自分が出馬する場合は郭氏が支持する」ことで、郭氏との間で約束ができていると明らかにしていた。

 親民党は2000年総統選に国民党を離党して立候補して敗れた宋氏が立ち上げた統一派政党。宋氏は04年は国民党との連合の副総統候補として立候補して惜敗、12年、16年は親民党候補として出馬したが大差で敗れている。