交通部観光局が25日発表した８月の訪台旅行者は延べ103万937人で前月比4.3％増、前年同月比8.15％増だった。中国の他、韓国やフィリピン、タイ、シンガポールからの旅行者が前年同月比で10～30％増えた。26日付工商時報などが報じた。
中国からの訪台旅行者は延べ28万2,999人で前年同月比10.14％増だった。静宜大学観光事業学系の黄正聡副教授は、前月の32万人より減少したのは、中国政府による台湾旅行制限の影響と分析した。
日本は延べ20万3,510人で前年同月比8.73％増だった。一方、香港・マカオは18万6,589人で1.36％減だった。香港での「逃亡犯条例」改正への抗議活動の影響で、今年初めて減少となった。
韓国は延べ９万3,694人で前年同月比30.76％増だった。東南アジアでは、▽フィリピン、３万3,327人（30.13％増）▽タイ、２万1,045人（26.88％増）▽シンガポール、２万5,085人（10.91％増）──の伸びが顕著だった。
