元大宝華綜合経済研究院は25日、2019年の台湾域内総生産（ＧＤＰ）成長率予測を2.3％と、３月時点の予測より0.2ポイント上方修正した。26日付蘋果日報などが報じた。
梁董事長は、Ｕターン投資は風邪の特効薬のようなもので、これだけで台湾経済を押し上げることはできないと語った（25日＝中央社）
元大宝華の梁国源董事長は、米中貿易戦争を受けた台商（海外で事業展開する台湾系企業）のＵターン投資の規模は予想以上だが、輸出の低調をカバーしきれないと語り、20年のＧＤＰ成長率は2.2％と予測した。
アジア開発銀行（ＡＤＢ）は同日、台湾の19年ＧＤＰ成長率予測を2.2％、20年は２％で据え置いた。アジア太平洋45カ国・地域の19年ＧＤＰ成長率予測は5.4％に、20年は5.5％に下方修正した。
