ニュース 社会 作成日:2019年9月27日_記事番号:T00086030
台中市北屯区の南興公園には大雨が降った際に洪水を防ぐ機能を備えた調整池が設けられている。調整池では動物を飼育してはならないと規定されているにもかかわらず、カモやガチョウが放し飼いにされており、市政府が「ミニ動物園」化を問題視している。
南興公園の調整池は周りが金網フェンスに囲まれており、一般市民は水辺に近寄ることができない。そのフェンス内にいつからかカモやガチョウが姿を現し、周辺の草地ではニワトリとヤギ4頭が歩き回るようになった他、簡単な小屋のようなものまで建てられた。
一部市民から調整池で動物を飼うべきではないと指摘する声が上がり、これを受けて台中市政府も飼育者に改善要求を行った。
これらの動物は、南興公園を含む周辺地域が再開発された際に、土地所有者などによって結成された公共設備の設置について協議する組織が飼育しているものだ。
同組織の代表者は「もともと景観を良くしようと家禽(かきん)類や友人からもらい受けたヤギを放し飼いにしたもの。公園に来る子どもにも喜ばれている」と説明した。しかし、「調整池では動物を飼えないというならば、速やかに他の場所へ移す」と語った。
ある建設業者は、調整池で動物を飼うこと自体で問題は起きないが、大雨が降り、大量の水が流れ込めば、動物が命を落とす可能性があると語った。
いずれにせよ「ルールはルール」ということで、飼育していた組織は既に罰金処分を受け、ヤギは南投県の農場に引き取られることが決定した。家禽類も9月末までに引っ越し先が決まる予定だ。
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