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鴻海の英業達合併説、成功に疑問=元大証券


ニュース 電子 作成日:2008年7月4日_記事番号:T00008604

鴻海の英業達合併説、成功に疑問=元大証券


 鴻海精密工業がノート型パソコン(ノートPC)の受託生産事業への本格参入を表明し、市場では同社が英業達(インベンテック)を吸収合併する可能性がささやかれている。これについて、元大証券は3日、英業達の幹部交代から判断して、合併の成功確率は低いとのリポートを発表した。4日付工商時報が伝えた。

 鴻海をめぐっては、ノートPCの受託生産メーカーを買収するとの観測が絶えない。広達電脳(クアンタ・コンピューター)の合併説が立ち消えとなったのに続き、最近は英業達の名前が挙がっている。市場では英業達がノートPC、サーバー、ポータブル装置の3部門の区分を明確にする組織再編を行ったことについて、鴻海が英業達のノートPC部門だけを買収するための布石ではないかとの見方があった。

 しかし英業達は最近、葉国一董事長が一線を退き、李詩欽総経理が就任する幹部交代があった。陳主管は「今回の人事からみて、親経営陣は英業達が独立した地位を保つことを支持しており、鴻海による吸収合併の可能性は低くなった」との見方を示した。