ニュース 政治 作成日:2019年9月30日_記事番号:T00086066
香港の逃亡犯条例改正反対運動に呼応する形で、台湾各地では29日、支援デモが行われた。台北市内で行われた「929台港大遊行」は民進党、時代力量などが呼応し、主催者側発表で10万人が「光復香港、時代革命」などのスローガンを叫びながら、4キロメートルのコースを行進した。30日付自由時報が伝えた。
「今日の香港は明日の台湾」との危機感の下、雨の中でも多くの参加者が集まった(29日=中央社)
デモを主催した台湾公民陣線の広報担当、江旻諺氏は、今回のデモによる主張事項として、▽香港のデモ隊が掲げる5項目の要求の完全実現▽「一つの中国」の枠組みによる平和協定の拒否──などを挙げた。主催者は国民党、親民党、無党団結聯盟にも賛同を呼び掛けたが、反応を得られなかった。
デモ隊は同日午後4時に立法院前を出発し、西門町や台北駅前をデモ行進した後、再び立法院前で集会を開いた。
在台香港人グループ「香港辺城青年」の広報担当、Kuma氏は「これは自由と全体主義の戦いであると同時に、記憶と忘却の戦いだ。香港の戦いはまだ終わっていない」と支持を訴えた。
また、当日デモに参加した香港の歌手、何韻詩(デニス・ホー)氏がメディアの取材中に、中台統一派の台湾政党、中華統一促進党の関係者から赤いペンキをかけられる事件があった。何氏は、先日米議会で香港問題について証言したばかり。蔡英文総統は事件に関し、台湾の民主法治に挑戦すべきではないと批判した。
台北以外では新竹、高雄、台南、花蓮、台東などでも同様の集会が開かれた。
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