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楠梓電のリジッドフレックス基板、域内工場を停止へ


ニュース 電子 作成日:2008年7月4日_記事番号:T00008609

楠梓電のリジッドフレックス基板、域内工場を停止へ

 
 プリント基板(PCB)の老舗、楠梓電子(WUS)は3日、コスト圧力の高まりを受け、台湾にあるリジッドフレックスプリント基板工場での生産を8月より停止するとの通知を顧客に送付した。今後同製品はすべて中国江蘇省昆山の子会社、先創電子(セントロン・エレクトロニクス)が請け負うことになる。また、楠梓電は同社のリジッドフレックス基板生産設備を昆山に移す可能性も排除しないとしている。4日付工商時報が報じた。
 

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 これについて楠梓電では、リジッドフレックス基板は生産工程が多く、大量の人手が必要となるため、台湾での生産中止および中国移転を決定したとしている。

 また楠梓電は、「リジッドフレックス基板は生産を停止するが、バッテリーや液晶ディスプレイ(TFT-LCD)関連製品の組み立ておよびHDIプリント基板、光電配線板などの生産は継続しており、当社の運営は正常だ」と強調した。

 同社域内工場におけるの単月のPCB売上高は約3億台湾元余り(約11億円)で、損益分岐点である4億元を下回っている。リジッドフレックス基板の生産停止による人員削減で、損益均衡を回復したい考えだ。